Vince Clarke(ヴィンス・クラーク)の才能があふれ出るDepeche Mode・Yazoo・Erasure・VCMG
Vince Clarke時代のDepeche Mode
私がDepeche Modeを聴いたのは1980年だか1981年あたりで、エレクトリックサウンドにポップメロディーが素晴らしく、当時たくさんいたエレポップグループとは一線を画くしていた。
当時はこんな感じ
Depeche Mode - New Life (High Quality 1080p)
よくこの2人が組んだと思ったYazoo
すっかりDepeche Modeファンになったあと、とっても気になる音を発見。
エレポップのメロディーも良いのに、この独特のボーカル!
それがYazoo
なんだこれは?
と思ったら
なんとDepeche Modeを脱退したVince ClarkeがAlison Moyetと組んで作ったグループだった。
Yazooといえば、Only Youが有名だけど、こっちのほうがAlison Moyetと組んだ良さがでてると思う”Don't Go”
一応Only You
しかしアルバム1枚でここも解散
Andrew Bellと組んでのErasure
次に始めたのがErasure
Erasureの音を最初聴いたときに
”あれこれVince Clarke? またグループ変わったよね!”
と、ここまでくると予想内。
そして現在
2011年にMartin GoreとVCMGとしてリリース。
Martin Goreは元Depeche Mode。
とはいえDepeche Modeとも違う、ダンサブルな音で、こういう方向にもなるんだな・・・
と思える。
まだまだいろいろやってくれそうで期待できる。
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Durutti Column(ドゥルッティ・コラム)- ディレイのかかった透明感のあるギター
パンクからニューウェーブにかわる時期ミニマル・ミュージックがポストパンクでちらほら出てきた時があった。
フィリップ・グラスとかブラインアン・イーノとかペンギン・カフェとかの流れでエリック・サティが再注目されたり。
イーノあたりだとアンビエント・ミュージックとしてある意味アートとの境がないような感じ。
そのあたりもそのうち記事に。
今回ピックアップしたDurutti Column(ドゥルッティ・コラム)はミニマル・ミュージック、アンビエントっぽい(あえて分類するなら)
ミカドもリリースしていた、クレプスキュールレーベルの看板で来日だった記憶が。
(デビューはファクトリーレーベル)
音の軽さで、Scritti Polittiと比較されたりしたけど、ミニマル具合が全然違う。
ディレイのかかったギターの音は繊細で透明感があり、控えめなパーカッションとまざりとても幻想的。
ギターのヴィニ・ライリーがいかにもイギリスの普通の痩せたお兄さん風でとても印象的だった。
いかにも病弱で繊細な風貌で、あの音がでてくるのが納得。
たしか当時原宿ピテカントロプス、六本木インクスティックでライブをやったことを記憶している。
でもって、渋谷公会堂とか簡易保険ホールとか大きいところでも。
その時の動画を発見
アナザー・セッティング | |
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SYZYGYS 43微分音オルガン(自作)のメロディー
やはり80年代。
ライブでみたきっかけは覚えてない。
女の子のバンドでハード系に対して、まったりというか、ミニマムというか、そうはいってもポップというわけでないバンドってのもわりと多くて、このSYZYGYSもそういう感じだった。
ただ、他と違うのは43微分音オルガンを使っての曲。
1987年のライブ動画があった。(本当Youtubeすごい)
こちらはポップ
SYZYGYSのアルバムはジョンゾーンがプロデュースして海外でもリリースされたらしい。
(ジョンゾーンについてもそのうち記事にする予定)
この43微分音オルガン(自作)
リードオルガンのチューニングは 鍵盤の下に並んでいる「笛室」の 中に一音につき一つ入っている リード、日本語で言うと「笛」を 専用の道具でひっぱりだし、 高くするには先端を、 低くするには手前を カッターナイフでけずっていく。
パーチのチューニングは平均律を 基にしていないので、「半音を> 何分割」というような言い方はできないが、例えばドならドを、ドのシャープならドのシャープのリードを3から4枚づつ用意しておかねばならず、今ではこれを入手するのはかなり困難である。
と、SYZYGYSのサイトに詳しく記載されている。
オルガンはこんな感じ
そして、時間が経過して、21世紀。
そういえばSYZYGYSってどうしてるかな?と思ったら、SYZYGYSのメンバーのひとり冷水ひとみさんはアニメの音楽やったり、あのSIRENの音楽をやったり、ウォーターボーイズ(映画)の音楽をやったり、NHKのいろいろをやったりと、大活躍だったことを知る。
2013年には10年ぶりに「OTONA」をリリースした。
音為 (オトナ) | |
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これまでのはこれ(というかCDがでてた!)
Eyes on Green/Syzygys Live at | |
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Complete Studio Recordings | |
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SYZYGYSのサイトはこちら
SARASVATI-スティックを弾いているおねえさんがかっこよかった
スティックという楽器
押さえれば音のでるやつ。
これをインディーズバンドで導入しているのをみたのが
SARASVATIという女性3人のバンド。
80年代当時、女性インディーズバンドがとっても元気がよくて、面白いことにチャレンジしてるバンドがたくさんいた。
なにがきっかけで最初みたのかおぼえてないけど、このSARASVATIは、変拍子と絶妙な和音で好きな音を出すバンドだった。
特に目を引いたのがベースの子がスティックを使っていたこと。
両手で引けるギター?みたいな感じでやたらかっこよかった。
当時バンドをやっていて、楽器はキーボード担当の私が、
「両手でひくならキーボードといっしょじゃん」
みたいなのりで早速スティックを買ってしまった。
その後21世紀になり、思い出したようにネットで探したら、CDも出てるし、YoutubeにもPVが。
ネットができてこういうところは、本当に助かる。
こういうリズムが本当に良い。
アマゾンでみたら
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Led Zeppelin 私の中の一番であるJimmy Page
今年キースエマーソンが亡くなった。
キースの好きなミュージシャンのひとりだったので、その件についてはいずれ。
亡くなったことがとてもショックで、友達と追悼会をしたくらい。
そのときに話をしていて、「誰が亡くなったら一番ショックか?」という話題に。
私の場合は絶対Jimmy Page。
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確かにギターが下手だとかなんとかたたかれがちだけど、下手だろうが何だろうが、年を取ろうが何をしようが、絶対的にJimmy Pageというくらい好き。
思えば最初に聞いたのはLed Zeppelin Ⅱだったか。
そのころアップテンポの曲が好きだった私はブルース系はちょっと・・・だったけど、どの曲もイントロはかっこいいし、Robertの声はすごいしですっかり虜に。
Led Zeppelinのアルバムは全部聴いた。
ライブ映画も観に行った。
写真集も買った。
新譜が出たときは1週間くらい毎晩Zepの夢を見た。
しばらくしてJohn Bonhamが亡くなり、バンドとしての活動が縮小されていった。
メンバーを変えての再編成もあったけど、やっぱり、Bonhamがいて、Robertの高音で歌い上げるボーカルで、よこでやたら低い位置でギターを弾くPage、うしろで地味に演奏するJohn Paul Jones、のZepが私の中のZep。
どんなに年を取ろうが、全盛期のRobertとJimmyの姿が脳内変換されている。
本当にあの頃は2人の姿は王子様のようで、そりゃあ
「エロイカより愛をこめて」のネタにはなるわ・・・
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と、Zepの魅力というよりは、どれだけ好きかな記事になってしまった。
memoriesスタートアップ
思えば、本だったり、映画だったり、音楽だったり、これまでとっても好きだったもの。
購入して手元にあれば、みながら思い出せるものだけど、演劇やLiveのように、観たその時の記憶だけのもの、もう手に入らないものの数々の記憶、味わったおいしいのもたちの記憶。
そんな記憶をどこかにためておくことで、自分のすきなものアーカイブになるかと、このブログをはじめてみました。
例えばこんなお気にいり。(近年購入した復刻版)